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| 雨上がりの午後、肌寒い森に入ってみた。 足元は、雨に打たれた落ち葉の絨毯。 清水入緑地のイチョウは、今年また大きくなった。 誰にも会わない。 そのうち、スコップを手にしたおじさんが一人、登ってきた。 手に提げている袋から見て、ヤマイモ探しだろうか。 森の小道も枯れ葉に埋まっている。 鳥は少ない。 遊歩道脇でも紅葉している木々は多い。 雨に濡れて、鮮やかだが、しっとりしている。 尾根緑道には、シロハラがいたとＭさんから聞いたので行ってみた。 また、エナガの群れを見た。 ツグミが、ハナミズキの実を食べていた。 フェンスにからまった草も紅葉している。 白く目立つものがあるので近寄ると、ウラギンシジミだった。 まったく動かない。 気温が上がるまでじっとしているのだろう。 このチョウは成虫で冬越しをする。 一箇所だけ茶色の落ち葉でなく、赤や黄色の目立つのがあった。 真っ赤のもあるし、全体が黄色のもある。 その中間の赤と黄色の混ざっているのもきれいだ。 葉が重なっていて、太陽のあたり具合でなるのだろうか。 何枚か拾ってきて並べてみた。 真ん中あたりのは、日光写真のように葉の形に黄色いものがあった。 でも、本当にそうなのだろうか。 |
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